労働契約法
目次
〔3〕仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の配慮の原則(第3条第3項)
第2款 労働契約の締結(成立)段階における就業規則の労働契約規律効(第7条)
§2 就業規則による労働契約の内容の変更(第9条~第11条)
〔1〕原則 = 就業規則による不利益変更における合意の原則(第9条)
〔2〕例外:就業規則の不利益変更 = 労働契約の変更段階における就業規則の労働契約規律効(第10条)
§1 使用者による有期労働契約の期間満了前の解雇の原則禁止(第17条第1項)
§2 契約期間の長期化の配慮義務(必要以上に短い期間による反復更新をしない配慮義務)(第17条第2項)
第2節 有期労働契約の無期労働契約への転換(いわゆる無期転換ルール。第18条)
〔参考〕期間の定めがあることによる不合理な労働条件の相違の禁止(旧第20条)
※ ハマキョウレックス事件及び長澤運輸事件:【最判平成30.6.1】
初めに
労働契約法のテキストについて、少々、ご案内します。
当サイトでは、労働契約法のほとんどの問題をすでに労基法のテキスト中で説明済みです。
そこで、ここでは、次の方針により労働契約法のテキストを作成しています。
1 基本的に、労働契約法の条文順に説明を進め、詳しい内容をすでに労基法のテキスト中で説明している場合は、その労基法の該当個所をリンクし、検索しやすいようにする。
2 労基法のテキストで掲載されていない事項、過去問、通達、学説、判例等については、こちらで掲載する。
具体的には、次の通りです。
まず、次のページでは、総則的事項を取り上げています。
ここでは労基法に記載がない事項が少なくなく、過去問や通達もこちらで記載しているものが多いです。そこで、それなりにボリュームがあります。
その次のページ以降の「労働契約の成立、変更、終了」(こちら)及び「有期労働契約」(こちら)においては、ほとんどの事項について労基法で説明を尽くしています。
ここでは、逐条形式により、条文を挙げ、趣旨、要件・効果を簡潔に整理し、また、労基法のリンク先を明示するという構成になっています。
労基法のリンク先を掲載した単なる目次的な内容ではなく、労働契約法の内容を簡単に把握して頂ける内容となっています。労働契約法の全体をざっと確認するような場合にお役に立てそうです。
では、次のページでは、総則的事項から開始します。